アドレス日本一周 east[179]
投稿日:2014年2月20日
全走行距離は20,241キロ
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12月27日6時30分、伊勢原の自宅を出発。「日本一周」もいよいよ今日が最後。スズキの125?スクーター、アドレスV125Gリミテッドのエンジンをかけ、いつものように「アドレスよ、さー、行くぞ!」とひと声かけて走り出す。
国道246号の善波峠のトンネルを抜け出ると、雪化粧した富士山がドバーッと目の中に飛び込んでくる。真っ青な冬空と富士山の雪の対比が色鮮やか。松田、山北で見る富士山もきれいだった。
神奈川県から静岡県に入り、浜松のスズキの本社を目指す。
御殿場まで来ると、もう富士山は目の前。御殿場から見る富士山は迫力満点だ。
「西日本編」の最後で、パンク修理でお世話になった「園田輪店」に寄ってみる。まだ時間が早いので店は閉まっていたが、「その節はお世話になりました!」と頭を下げて立ち去った。
御殿場の「デニーズ」で目玉焼きにベーコン、ソーセージの「デニーズ・モーニング」(580円)を食べる。伊勢原からここまで厳しい寒さの中を走ってきたので、ホッと一息つけた。
御殿場から沼津に下る。沼津からは国道1号を行く。いぜんとして快晴の青空がつづき、右手の富士山を見ながらアドレスを走らせる。この青空は「日本一周」最後の天からのプレゼントのようにも思えた。
富士川を渡る。清水、静岡と通り過ぎ、安倍川を渡ったところで旧東海道の丸子宿に寄っていく。丸子宿名物の「丁字屋」の「とろろ汁」を食べたかったのだが、残念…。店が開くのは11時からで、それまでは待てなかった。
藤枝、島田と通り過ぎ、大井川を渡って金谷へ。同じ静岡県でも駿河から遠江(遠州)に入った。
金谷で昼食にする。釜めし専門店「まどか」で「かき釜めし」(1200円)を食べた。釜めしには大きなカキのむき身が4つのっていた。
掛川、袋井、磐田と通り、天竜川を渡って浜松へ。
スズキの本社に到着したのは14時。「東日本編」でのアドレスの走行距離は9790キロ。「西日本編」の10451キロを合わせると、「日本一周」の全走行距離は20241キロになった。
スズキはすでに年末年始の休みに入っていたが、そんな中、みなさんが出迎えてくれた。アドレス2号のアドレスV125Gリミテッドを引き取り、みなさんに見送られてスズキの本社を走り出したあの日、あの時のシーンがなつかしく思い出されてくる。そして今、そのアドレスを返却した。これですべてが終わった。
会議室に通されると、吹雪の宗谷岬で撮影されたビデオを見せてもらった。
女性社員からの花束贈呈を最後にスズキの本社を離れた。北海道の猿払と福島県の矢祭からの2回、SOSの電話を入れて助けてもらったMさんが、浜松駅まで送ってくれた。
浜松駅に着くと、駅前のうなぎ店「丸浜」で「うな重」をご馳走になった。「これぞ浜松!」といった「うな重」を食べ終わると、Mさんに見送られて新幹線に乗り込んだ。
新幹線が走り出したところで「プシュッ」とカンビールをあける。その瞬間、「アドレス日本一周が終わってしまった…」と強烈に実感した。いつも自分の目の前にいたアドレスはもういない。「アドレスよ、さー、行くぞ!」と声をかけることもない。それが無性に寂しかった。
2008年12月27日 走行距離:226キロ(合計9,790キロ) |
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費用: | |
朝食 | 580円 |
昼食 | 1,200円 |
ガソリン | 534円 |
新幹線 | 5,350円 |
小田急 | 360円 |
合計 | 8,024円 |
総計 | 398,470円 |